映画《オール・ユー・ニード・イズ・キル》地球外生命有機体『ギタイ』の考察および勝手な創造と妄想

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この作品に登場する地球外生命体”ギタイ”が宇宙最強エイリアンではないだろうか。なんといっても、タイムループ能力というある意味卑怯な裏技を持っているのだから。

『ギタイ』とは、完璧な進化を遂げた侵略有機生命体である。

宇宙にはそのオメガ-ギタイが数百万の浮遊しており、絶好の星をみつけてはその惑星を支配している『種』に襲い掛かり星全体を支配してしまう。

格好の星を見つけてはその惑星の『種』を駆逐して自分のモノとする考えは、完璧な進化を遂げた生命体のやることなのだろうか。外形は進化を遂げたのだろが、精神は退化しているのではないか。それとも、完璧な進化を遂げた精神から見ると、人類は地球に巣くう細菌や微生物と同じレベルの存在なのだろうか。

彼らにはその星の『種』を保存しようという良心の呵責は全くないようだ。

いったいこの地球外生命体はどうやって時間ループ能力を手に入れだろう。ブラックホール近郊で進化したのだろうか、それとも進化の過程で偶然手に入れたのだろうか。

この裏技的能力をもつギタイは宇宙最強生命体だろう。相手がエイリアンだろが、プレデターだろうが不利になったらリセットしてもう一度やり直せばいいのだから。しかも何度でもやり直せる。

5年前に突然地球に現れたギタイはドイツを襲撃したのが最初である。それ以降ドイツを中心にヨーロッパ全土を侵略し、今ドーバー海峡を渡ってイギリスへ侵攻しようとしている。

地球侵略の目的は不明である。

現在カーター博士が、『ギタイ』を調査研究している唯一の科学者である。博士の専門分野は粒子分理学と微生物学である。博士はループ現象を信じている(リタとケイジを除いて)唯一の人物であるであり、『ギタイ』の生物学的分析に通じている。

しかし、博士は70ヶ国が参加する統合防衛軍(UDF=THE UNITED DEFENSE FORCE)から“イカレタメカニック”として変人扱いされている。

ギタイは軍隊のように複数で行動するのではなく、オメガ-ギタイを中心とした1個の有機体と考えた方が良い。

目次

ギタイ(Mimics)

 無数にいる兵隊アリのようなもの。作中ではドローンのようなものと表現している。

 表面は無数の触手が縒り合わさってできている。

 体内がオレンジ色に発光している。約5千度ぐらいだろうか。

 複数の触手をより合わせて、4足歩行する。また、それで敵(人間)を貫通する。

 火球のようなものを発射して、人類の兵員輸送機をたやすく撃墜できる。

 ミミズのような触手を複数もち、動きはかなり俊敏しかも狂暴。土の中や水中もたやすく移動できる。

接近戦では機動スーツを着てもかなり訓練を積んだ兵士でなければ、太刀打ちできない。(リタやウィリアムのように)。未熟な兵士は一瞬でギタイの触手で体を貫かれる。

 集中して銃弾を撃ち込めば死ぬ。しかし、その前に襲い掛かられる可能性の方が高い。

アルファ-ギタイ

数体~数10体。どれか1体が死ぬとタイムループする。

体内が青白く発光していて、ギタイより大きい。口ともに陽炎が発生しているので、体内はかなりの高温と思われる。青白い色なので1万度ぐらいだろうか。

ギタイの神経中枢。618万対のギタイに対してアルファギタイは1体しかいない。

殺されると、自動的にリセット機能が働き、時間のループが始まる。ただし以前の記憶は残したままだ。オメガ-ギタイにその経験を伝え、経験を積み重ねることで相手の行動の裏をかくことできる。この能力のおかげで、ギタイは人類の行動を予測して追い詰めてきた。

アルファ-ギタイの血を体内へ取り込むと、リタやケイジのようにタイムループの能力を手に入れることが出来る。そして死んだアルファ-ギタイの能力が譲渡される。脳であるオメガ-ギタイは初めのうち、タイムループ能力が譲渡していることに気付かない。その隙にケイジやリタはオメガ-ギタイの居場所を特定しようとした。

オメガ-ギタイ

1対のみ。上方向に複数の触手が伸びており巨大なクラゲみたいな形状。色はアルファ-ギタイに似た青白い色。

完璧な進化を遂げた侵略有機体。“時”を操作する能力をもっている。

アルファ-ギタイが死ぬとタイムループを実行する。

敵の頭脳。自らは攻撃も防御もできないので、居場所を悟れないよう偽装工作をしている。

オメガ-ギタイはケイジがタイムループしていることを気付いていなかったが、何度もタイプループしている間に、とうとうケイジの存在に気付いてしまう。

そして、ケイジの血を狙って、自分がドイツのダムいるような幻覚を見せておびき寄せる。ケイジを大量出血死させるしか、彼のタイムループを止める手立てはないようだ。

オメガ-ギタイは侵入者=同調者(リタやケイジのようにタイムループ能力を手に入れた者)に気が付くと、相手に幻覚を見せて近づいてくる。この時、ケイジはオメガ-ギタイの居場所を突き止めようとしたが、逆に偽の場所を見せられて罠にはまってしまう。

タイプループできる地球外生命体などと、とんでもない侵略者がやって来たが宇宙最強エイリアンではないだろうか。失敗すれば何度でもリセットしてやり直せばいい。やり直すほど経験値が増し成功する方向へとどんどん進んでいける。

オメガ-ギタイはどうやってタイムループ能力を手に入れたのだろう。

宇宙を漂って、格好の星を見つけるとギタイと共に侵略する。一つの星に1体のオメガ-ギタイ。アルファ-ギタイやギタイはその星に特化した形態をしている可能性もある。空中を浮遊するギタイがあってもいい。

ギタイの特徴

ギタイはループ能力を使って、人類の作戦の裏をかいてきた。

人間の目では追えないぐらい動きが素早い。

組織の密度が異常に高いため、触手は柔軟な動きもするし、機動スーツを貫通する強度も併せ持つ。

1体のギタイに複数人で攻撃しないと人間に勝ち目はない。それも熟練兵士の場合。

水中でも地中でも潜れるので、神出鬼没。

全体で1個の有機体なので、統率がとれている。

ギタイの放つ放火は、空中輸送機を一撃で撃墜できる。

ギタイの弱点

アルファ-ギタイの血を敵が浴びると、ループ能力が敵に移ってしまい、それ以降敵もタイムループを使って、相手の裏をかくことが出来るようになる。

防護服を着用していないので、対ギタイ専用の銃火器で攻撃すると死に至る。

最後に


エイリアンの強さを数値化してみると
『ギタイ』LEVEL:93(Max:100)
ちなみに一番よわそうな『ET』はLEVEL:5

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